タクシー乗務員の種類
「タクシー乗務員(ドライバー)」といっても実は種類があるのを知っていますか?
タクシー乗務員。
思い浮かぶのは所謂「タクシーの運転手」かも知れません。
ですが、実は様々な種類に分かれています。
それぞれ仕事内容も収入も異なります。
今回はその種類・仕事内容・平均給与・メリット、デメリット等を紹介します。
タクシー乗務員(法人)とは…
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会平成28年度調べ
平均年収
全国平均(男)322万100円
※東京は一番高く、442万8200円
他業種との比較はこちら
- 仕事内容
- 乗務員がタクシー会社保有のタクシーでお客様を目的地まで安全に送迎する
- 特徴
- 歩合の要素が大きいので収入の差が出る。
- メリット
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- 働き方によって自分の自由な時間を確保できる
- 自分次第で、頑張れば頑張った分だけ稼げる
- 社内の人間関係のストレスがなく働ける解放感
- 学歴不問・未経験者でもスタートできる(2種免許は必要)
- デメリット
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- 基本給の設定額が低いことが多い
- 酔客やマナーの悪い乗客にも対応する必要がある時も
- こんな人に特にオススメ!
- ★運転が好きな人
やはり運転することが嫌いな人よりも好きな人の方が向いています。技術や地理は入社してから学べます。
- ★お金を稼ぎながら時間を確保したい人
例えば資格取得の為の時間をつくりたい、趣味に時間を割きたい!等。こんな人には時間配分を自分で決められるので、タクシー乗務員は向いています。
- ★学歴はないけれど稼ぎたい!と思っている人
学歴不問・未経験者からでもスタートできるタクシー乗務員の仕事は、収入も自分次第で大きい額を狙うことが夢ではありません。あなた次第です。
ハイヤー乗務員とは…
- 仕事内容
- 完全予約制で、指定された日時に指定された場所へ送迎をする
例:会社重役付運転手・海外VIPの送迎
- 特徴
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- ハイヤーは「個別輸送機関」でタクシーは「公共交通機関」
- おもてなしスキルなどが必要
- 待機時間が長いことが多い
- 富裕層・海外のお客様が多い
- メリット
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- 固定給+残業代という給与形態が多いので安定している
- デメリット
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- 全体的な高いスキルを求められる
- 給与に反映はされるが、お客様の都合に合わせる為不規則な勤務時間になることも多い
- こんな人に特にオススメ!
- ★前職がホテルマン等の接客業だった人や経営者だった人
社会的地位の高いお客様を乗せることが多いハイヤー乗務員の仕事には、よりレベルの高い接客技術が必要となります。ですから、前職でもそういった方達と接していた経験があるとこの仕事には活かせます。
介護保険タクシー乗務員とは…
- 仕事内容
- 介護が必要な人を病院などに送迎する
- 特徴
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- 横になったまま乗車できるワゴン車や狭い路地でも入れる小型自動車が多い。(足の不自由な人が乗り降りしやすいよう後部座席が回転するタクシーもある)
- 二種免許の他に介護職員初任者研修の資格が必要
- メリット
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- デメリット
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- こんな人に特にオススメ!
- ★誰かの役に立ちたいと思う気持ちの強い人
お客様の介助も出来る為、コミュニケーションが密になる仕事です。また、介護知識や医療知識のある方にオススメです。
- ★女性
女性ドライバーが増えている職業です。女性ならではの気配りや安心感がお客様に喜ばれます。運転好きな女性にはオススメです。
大事なことは共通しています
お客様を安全かつ迅速に目的地まで送迎する、どの種類の乗務員(ドライバー)になろうと変わらない一番大切なことです。
その上で、サービス業・接客業でもあることを意識し快適な移動時間をお客様に提供出来たら素敵ですね。
給与に関しては、地方と首都圏では大きく異なる現状があります。
平均でいえばそれほど収入の大きい仕事ではありません。しかし、あくまで平均です。
歩合が大きい仕事なので稼いでいる人は稼いでいます。
タクシー乗務員としての技術や、環境、どんな会社に属するかによってかなり違ってきます。
なので、自分次第で挑戦できる仕事といえます。
“自分のペース”というモノを大事にしたい人にはとても向いている仕事でしょう。