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酔っ払い・無賃乗車!?お客様も色々…。対処方法は?

営業区域

タクシーは知らない人達との密室空間となります。その中で起こることは様々です。
面白いお客様との出会いや嬉しい出来事もあるでしょう。
ただ、残念ながら良いことばかりではありません。
どんな仕事でも面倒・迷惑なお客様というのは存在しています。タクシー業界も例外ではありません。

タクシードライバーの仕事で遭遇する可能性のある“お客様トラブル”とその対処方法の例を挙げてみました。

泥酔状態!酔っ払ってしまっているお客様


酔っ払ってしまっているお客様

「へろへろで電車に乗れない」「終電を逃した」等の理由で乗車される酔っ払ったお客様。
長距離の利用が見込めるケースも多いので嬉しい反面、その泥酔状態によってはとても困ったお客様であるともいえます。
理由としては、

  • 目的地がはっきりしない そもそも意思の疎通が図れない
  • 嘔吐によってシートが汚されてしまう
  • 到着しても起きない

といったトラブルの可能性があるからです。
タクシードライバーは旅客自動車運送事業運輸規則の中の運送の引受け及び継続の拒絶第13条から泥酔したお客様を乗車拒否することは出来るのですが、見た目には泥酔しているように感じなかったという場合もあります。ですから、泥酔しているお客様が乗車してしまった場合には…

◆目的地・道順をきちんと聞く
到着した後に「いつもはこんなに高くない!」などの言いがかりをつけられないよう、曖昧ではない確認を。

◆エチケット袋を常備しておく
ビニール袋などは必須です。お客様から求められる前に渡してしまうのがベストです。

◆ドライブレコーダーの活用
事故の記録などの為に運転中の「前方」を録画するドライブレコーダーですが、強盗等が発生するリスクがあるため「車内」も録画するようになっています。なので、酔ったお客様とのトラブル発生の場合に証拠になります。

◆交番や警察に頼る
大原則として酔っ払っているお客様に限らずどのような状況であっても「お客様には触れてはいけない」からです。起きないお客様であっても、です。それが女性のお客様であれば尚更気を付けて下さい。痴漢扱いされてしまう可能性もあります。声掛けしても起きないお客様の場合は交番等に駆け込むことを考えてください。

お金がない?無賃乗車しようとするお客様


無賃乗車

「まわり道をされたから払わない」「わざと道を間違えられたから高額になっているので払いたくない」
こんな無賃乗車の確信犯もいなくはありません。その場合は、

◆その場ですぐに警察に連絡する
未然に防げることでもないですし、自分だけで解決しようとしないで会社や警察に連絡を入れましょう。

「置き抜け」という無賃乗車


置き抜け

目的地に到着。所持金がないので家にお金を取りに行ってくると言い、何かしらの所持品を置いたままお客様が帰ってこない!これがタクシー業界用語で「置き抜け」というケース。

◆「お待ちしていますので、免許証等の身分証明書を置いて行っていただけますか?」と言う
こう言われると焦って相手は「お金、ありました」などと言って、きちんと支払いをする可能性も上がるでしょう。

タクシードライバー

トラブルが多いわけではない

トラブルに遭遇した場合、冷静に対処することが大事です。
もちろんお客様は悪い人ばかりではありません。
ほとんどが問題のないお客様達です。ですから、トラブルの事ばかりを意識しないで常にお客様への感謝を忘れなければきっと良い仕事が出来るハズ。
良い仕事はお客様との良い関係を築くのにとても大切なものです。

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